三ノ姫は、のんびりやさんなところがあるから、朝起きるのがあまり得意じゃないかもしれないね。
準備をしたり、宿題をしたり、
「三ノ姫にとって、あまりやりたくないことを、さっさとやってしまう」
ということが苦手なのかな?とママには見えているよ。
それは「個性」といって、人それぞれ違うから、悪いことじゃないよ。
二彦はたまたま早く起きられる子で、
三ノ姫はたまたま起きるのが苦手だっただけ。
下の子の面倒をみるのは、三ノ姫は得意だよね。
二彦は逆に、そういうのは苦手かもしれないね。
「みんな違って、みんな良い」
みんな得意・不得意があるから、助け合って生きているんだね。
だから、三ノ姫がのんびりやさんなのは、悪くはないんだ。
だけどね、三ノ姫がのんびりしていると、困ってしまう人がいるんだ。
一姫と二彦は、学校に行くのが遅くなってしまうね。
ママとパパは、いつまでも三ノ姫に「〇〇持った?〇〇準備した?」って声をかけつづけなきゃいけないから、自分の準備に集中できなくなってしまうんだ。
ばぁばは三ノ姫が出てくるのを、外で待っているから、冬は寒い思いをするね。
学校では、忘れ物をしてしまうと、先生が困ってしまうよ。
先生は、三ノ姫を叱りたいわけじゃないんだ。本当は褒めたいんだよ。
だけど、三ノ姫が忘れ物をしてしまうと、先生は叱らなければならなくなるんだ。
ママは「忘れ物を絶対してはダメ!」とは思っていない。
人間だもの、忘れることもあるし、遅刻することもある。
それは仕方のないことだと思うんだ。
だけど、だからといっていつまでも、忘れたり、遅刻したりするのは、「甘え」というんだ。
「甘え」てると、人間として成長できないんだよ。
三ノ姫は、1年生のときよりもとても成長しているよ!
1年生のときは、忘れ物が多かったけど、少しずつ減ってるよね。
学校の準備も、自分でできるようになってきているね。
みんなは、三ノ姫が忘れ物をしても、遅刻をしても、受け入れてくれるかもしれない。
だから三ノ姫は、自分のためにも、みんなのためにも、忘れ物や遅刻をしないように、努力してみよう。
昨日の自分より、少しでもできるようになっていればOKだよ!
人間として成長すると、毎日が楽しくなるんだ。
「自分はのんびりやさんだから、できなくても仕方ないよね~」
って思わないで、できるように努力してみよう!