二彦は朝起きるの早いし、準備もすぐにできるから、すばらしいね!
三ノ姫は、朝起きるの苦手で、準備も遅いから、二彦を待たせてしまうね。
そんなときは、三ノ姫が早く準備できるように、声をかけてあげよう!
手伝ってあげても良いよ。
人間は一人では生きていけないから、助け合ってるんだよね。
朝起きるのが得意な人もいるし、苦手な人もいる。
勉強ができる人もいるし、苦手な人もいる。
もちろん、苦手な人もできるようになる努力は必要だよ。
だけど、できる人は、苦手な人をイライラしなが待ったり、バカにするんじゃなくて、できるように手助けしてあげてら良いんじゃないかな?
下の子はどうしても、二彦よりもできないことが多いんだ。
二年前の二彦が、今の三ノ姫だと思ってみて。
二彦も、今よりもできないことは多かったよね。
今はできるから、その時のことを忘れちゃうけどね。
6年生になると、バドミントンでリーダーになるよね。
そのときは、自分がバドや準備をできるだけじゃダメなんだ。
下の学年の子たちに、ルールや掃除のやり方を教えなければいけないんだよ。
下の子たちの面倒を見て、コーチに呼ばれたらみんながびしっと並んでいるように、二彦がみんなを誘導しなきゃいけないんだ。
年上の子や、上に立つ人は、みんなをまとめなければならないんだ。
「みんなが言うことを聞いてくれないから、できない。できないのは、みんなのせいだ」
と思うかもしれないね。
確かに言うことを聞いてくれない子もいるよね。
それでも、コーチはリーダーを叱るんだよ。
みんなができないのは、「リーダーにまとめる力がない」と判断するんだね。
リーダーには、みんなをまとめる力が必要なんだ。
ママたちは今まで、「お兄ちゃんなんだから下の子の面倒を見なさい」とは言ってこなかったね。
それは、「お兄ちゃんだから甘えちゃダメなんだ」とか思ってほしくなかったし、
自然と「下の子の面倒を見よう」という気持ちがわいてくれたらうれしいな、という思いもあったんだ。
言われてやるのって、いやでしょ?(笑)
4月からは5年生。もう高学年の仲間入りだね。
今までも、ちゃんと三ノ姫の面倒をみてくれてたよね。
これからはさらに、「自分は上に立って、みんなを引っぱっていく人間なんだ」と意識して、
下の子たちがついてきてくれるためにはどうしたら良いかを、考えて行動してみよう!
今までは「自分ができていれば良いや」だったけど、
「みんなができるようになるにはどうしたら良いかな?」に変えていってみてね!
リーダーをやると、自分が成長できるよ。
成長すればするほど、人生は楽しくなっていくことを、ママは実感しているんだ。
ママも成長途中だから、一緒にがんばろう!